歯を失ったら
歯を補う治療、入れ歯・ブリッジ・インプラントについて
不幸にして歯を失うような事があれば歯を入れていかなければなりません。歯には見た目、噛むだけではなく、発音をしやすくするなど豊かな生活を送るうえで欠かせない役割がたくさんあります。そのため虫歯や歯周病、不慮の事故によって歯を失ってしまった場合は、補っていく治療が必要になります。歯を補う治療のことを“補綴”といいます。
補綴には「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」の3通りの方法があり、それぞれの利点欠点を十分に検討した上で決定していきます。
インプラント
歯を失った部分の顎の骨に、インプラントと呼ばれる生体親和性に富んだチタン製の人工歯根を埋めこみ、骨と充分に結合するのを待って人工歯を装着します。入れ歯やブリッジと異なる点は、優れた見た目と機能性が得られることです。天然歯に近い見た目と噛み心地が手に入ります。
当院のインプラント治療
当院にある最新の3DCTレントゲンにて通常のレントゲンでは確認できない方向から歯を失った部分の骨の状態、血管、神経の位置を詳しく検査します。インプラントを入れる部分の骨の状態が悪かったり、不足している場合には人工の骨補填材を使用し様々なやり方でインプラントを入れます。また当院で使用しているインプラントは半世紀以上もインプラント業界を牽引しているストローマン社製のインプラントを使用しています。使用する器具はクラスBとよばれるヨーロッパ基準EN13060規格をクリアーした最高レベルの滅菌システムで滅菌を行い清潔な環境下で治療を行っています。医療先進国アメリカではこのシステムを導入してない医院にはインプラントの資格を与えないという学会まであるそうです。
ストローマンインプラント
当院ではインプラント治療を行う際に、国内外数あるインプラントメーカーの中から半世紀以上の実績があり、世界シェア1位のストローマン社製のインプラントを選びました。その定評のあるストローマン社の最新のインプラント“Roxolid“は従来のインプラントは純チタン或いはチタン合金からなるものでしたが、このインプラントはチタンにジルコニウムを15%配合することにより、強度を上げることに成功しました。
強度が上がるということはインプラント自体がお口の中で長期使用する間に金属疲労による破折を予防するだけでなく、今まで骨の幅が足りなく意図的に骨を増やさなくてはならないような部位でも細いインプラントを入れられるようになりました。
またこれは費用の軽減、治療期間の短縮にも繋がることになります。患者様の目線で見たときに一番ためになる物をと考慮した結果、ストローマン社のインプラントを採用しました。
ストローマン社を使用する理由として
- 世界ナンバーワンシェア
- 治療後の骨との接触率が高い(他社と比較して)
- インプラントそのものが長く持つ
- 転居された後もメンテナンスが受けやすい
インプラント治療は自費のため少しでも高額になることをさけるため、安価なインプラントを提供する医院は少なくありません、治療後はすぐに問題がなくても、お口のなかで長期に使用していく上で何かが起きたときに患者様にご迷惑がかかるリスクを避けるために、当院では実績もあり世界的に最もシェアのあるメーカーとしてストローマン社のインプラントを選択しました。
ブリッジ
ブリッジとは、失った歯をおぎなうために失った歯の両脇の歯を支えとして用い、両脇の歯に橋をかけるように人工歯を装着する治療法です。支えとする歯を被せものが入れられるように削り、そこを支えとして連結した橋状の被せものを固定します。
一度装着すると入れ歯のように毎日はずす必要はなく、揺れたり金具が見えたりすることがありません。ご自身の歯のように違和感が少なく、見た目も自然です。しかしながら、両側の歯は健康であっても削らなければならないため、負担がかかってしまいます。
ブリッジの種類
保険の適用されるブリッジでは、前歯、犬歯までの範囲の場合にだけ白い硬質レジンを用い、その他の歯は銀歯となります。ブリッジは両側の歯を支えとするため、状況にもよりますが、最低3本となるため1本だけ銀歯の場合よりも、さらに目立ちやすくなります。またレジンは時間の経過とともに変色を起こし吸水性があるため汚れが付きやすく、衛生面で劣っています。金属色や金属アレルギーに対し抵抗がある方には、金属を使用しない天然歯に近い見た目のセラミックを使用したブリッジがおすすめです。この場合保険が適用されないため自費診療となります。素材の違い、費用に関しては担当医にご相談ください。
入れ歯
支えになる歯が片側にしかない場合や多数の歯、あるいは歯がすべて無くなってしまった場合には歯を抜いた後の粘膜で人工の歯を支える治療法を入れ歯といいます。一本の歯の欠損から全て欠損してしまった場合に対応しています。他の治療法と比較すると取り外しの煩わしさやその大きさのため、発音や異物感を感じる場合があります。
入れ歯の種類
部分入れ歯の場合、支えになる歯に入れ歯を安定させるためのバネをかけるため金属が目立ってしまうことがあります、この場合金属のバネを目立たせない入れ歯もあります。また入れ歯を内側の部分がプラスチックだと強度を出すために厚みを持たせます、違和感を感じる場合にはここの部分を金属に置き換え強度を増すことで薄く作成し違和感、食べ物の味、温度を感じやすくすることが可能です。これらの入れ歯は保険適応外になります、素材の違い、費用に関しては担当医にご相談ください。
歯牙移植
不幸にして抜歯になってしまう場合、条件が整えば残っている親知らずを抜かなければならないところに移植して元のご自身の歯と同じように使うことも可能です、移植後、根の内部の治療を行った後に被せものを入れていきます。抜歯と移植を同時に行う時のみ保険適応となります。適応があるので詳しくは担当医とご相談ください。
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