歯周病
こんにちは!
アルト歯科奏の杜 歯科衛生士の熊野です😊
先日、ヒューフレディージャパン主催の
『ベーシックセミナー歯周治療における歯科衛生士の役割とそのテクニック~軽度から中等度歯周疾患症例への確立された非外科的処置の手法~』
のセミナーに参加し、勉強してきました!
講師はアメリカのインディアナ州
インディアナ大学・パデュー大学フォートウェイン校歯科衛生士学の臨床教授
ナンシー・マン先生(b゚ェ゚o)
楽しくて、分かりやすいお話と,実際に先生と一緒にマネキンを用いて歯石を取る器具の操作を行う実習をして学んできました。
1日のセミナーだったのですが、興味深かった為か、あっという間に終わってしまいましたΣ(・Д・)
今回はいくつかに分けてそのお話をさせていただきます(*・д・*)♩
今回のセミナーのテーマの『歯周治療』
皆さんは歯周病という言葉を聞いた事がありますか?
最近はTV等でも、歯周病を予防する歯磨き粉、歯ブラシなどのCMがよく流れていて、耳に挟んだ事はあるかと思います。
歯が失われる原因は大きく分けて2つあって、
1つ目は虫歯
そして2つ目が歯周病とされています。
それでは、歯周病とは何なのか??
実は成人の約8割が歯周病だと言われています!!
歯周病かどうかの判断で、まず簡単にお家でもチェック出来るのが歯ぐきの状態です。
チェック項目があるので是非
鏡で観察してみて下さい∩^ω^∩
歯周病の始まりは、まず、
『歯肉炎』というものから始まります。
健康な歯ぐきの特徴は
◎薄いピンク色
◎歯と歯の間の歯ぐきがピシッと三角形に引き締まっている
◎歯磨きで出血しない
このような状態が健康といえます(b゚ェ゚o)
それに対して、『歯肉炎』の歯ぐきは
◎赤みが強い
◎歯と歯の間の歯ぐきが丸くプニプニしている
◎歯磨きで出血する
という特徴がみられます。
イラストだとこのような感じです!
(健康な状態)
↓
↓
(歯肉炎)
↓
↓
(歯周病)
このような歯ぐきになってしまう原因は、
歯と歯ぐきの境目の磨き残しから出来るプラーク(歯垢)が原因です。
このプラークが残ったまま日が経つと歯石になり、歯石になってしまうと硬くて歯磨きでは落とす事が出来なくなってしまいます。
そしてこの歯石にはプラークがとても付着しやすいです(´;д;`)
プラークは細菌の塊といわれています!!(´;д;`)
(少しのプラークの中にも恐ろしい数の細菌がウヨウヨいます‥)
それが歯の表面に付いていることによって
更に歯周病菌が入り込み、どんどん歯ぐきが悪化していってしまい次のステージに進んでいってしまいます‥
それが歯周炎です
◎赤紫色の歯ぐき
◎歯磨きで出血
◎歯ぐきは更に腫れて膿が出ることも
◎歯ぐきにむず痒いような違和感がある
◎歯ぐきが下がり食べ物が間に挟まりやすくなったり、歯が長く見える
◎歯がグラグラする
チェック出来ましたか?(`・ω・´)
歯ぐきだけでなく
朝起きると口の中がネバネバする感じがしたり、口臭が気になることも多くあります。
歯周炎までいくと歯周病菌が徐々に歯を支えている骨を溶かし始めます。歯周ポケットといわれるものが出来てしまい、放っておくとどんどん進行して歯がグラグラしてきてしまいます。
膿が出てグラグラする重度の歯周病のことを歯槽膿漏ともいいます。
恐ろしいですね(´;д;`)
これはお家で出来るセルフチェックです。
ただ、タバコを吸っている方は
歯ぐきに腫れや出血などの症状が出にくいとされているので進行していても見てわからない事がありますので注意が必要です!!
歯科ではそのような歯ぐきのチェックは
もちろんしますが、更に歯茎の中に細い器具を入れて骨までの距離を測る検査、歯の揺れを調べる検査、
レントゲンで骨がどの位溶けてしまっているかを確認します。
この検査でどの程度歯周病が進行しているかを詳しく調べる事が出来るのです(`・ω・´)
歯周病というものが
どういうものだかお分りいただけたでしょうか?
虫歯のない方にも、歯周病のリスクはあります。プラーク(歯垢)が
歯石となって付着してしまうと、普段の歯ブラシでは取ることがよ出来ないので、ご自宅でのケア+歯科医院でのプロフェッショナルケアをおすすめします。
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